タリンからヘルシンキへフェリーでの行き方!アクセス方法や乗船前に確認することをご紹介!

エストニアのタリンからフィンランドのヘルシンキまでは距離にして約60km。

フェリーを利用しても2時間の船旅になります。

国境を船で越えるという珍しい経験ができますよ。フェリーを利用して潮風を浴び船に揺られながら優雅な旅を楽しんでください。

フェリーで国境を越えるのは珍しい移動方法のため初めは戸惑うと思います。

初めての方でもこの記事を読めば楽にヘルシンキまで行けるよう、できる限りわかりやすく説明しているので参考にしてください!

今回はタリンからヘルシンキへフェリーでの行き方をご紹介します。

ヘルシンキまでのフェリーの種類

ヘルシンキまでのフェリーの運航会社は2つあります。

・タリンク シリヤライン (Tallink Silja Line)
・ヴァイキングライン (Viking Line)

共にフェリーの所要時間は2時間です。

毎日多くの便がヘルシンキに向けて就航しています。エストニア、ヘルシンキ在住者の市民の足として、一般的な移動手段になっています。もちろん旅行者が国境を移動するための移動手段にもなっています。

タリンク シリヤライン (Tallink Silja Line)

タリンク シリヤライン (Tallink Silja Line)はエストニアのフェリー会社でヴァイキンブラインと比べて便数が多いのが特徴です。

スター号とメガスター号

タリンク シリヤラインはスター号とメガスター号の2種類のフェリーがあります。

スター便はレストラン、バー、免税店、キャビンなど必要な設備を備えています。

メガスターはワンランク上の体験施設を備えており、ラウンジや広々とした共有スペースに滞在することができます。

フェリーの料金

夏季(peak)

片道料金(冬季):€29〜€45
割引:「日帰り往復 €32〜」
運航本数:「ヘルシンキ→タリン:一日6〜8本」「タリン→ヘルシンキ:一日7〜9本」

冬季(off peak)

片道料金(冬季):€23〜€27
割引:「日帰り往復 €25〜」
運航本数:「ヘルシンキ→タリン:一日6〜8本」「タリン→ヘルシンキ:一日6〜8本」

日帰り・往復のチケットがあり、片道+αの料金でエストニアとタリンが往復できます。滞在時間は長く取れば約10〜12時間取れるため、サクッとヘルシンキ観光したいという方にはこちらの日帰りチケットがおすすめです。

チケットの買い方

チケットはオンラインもしくは窓口で購入できます。

タリンクのHPは日本語に対応しているためスムーズに予約できます。

https://en.tallink.com/ja/japanese

日にちを選択⇨時間&便を選択⇨決済

たった3ステップで購入可能です。

公式サイトからチケットを購入すると登録したメールアドレスにEチケットが届きます。Eチケットに氏名、出発・到着時刻、ターミナルが記載されているため再度間違いがないか確認しておきましょう。

Eチケットには搭乗時に必要になるQRコードが記載されています。オフライン状態でも提示できるようダウンロードやスクリーンショットを撮って控えておくことがおすすめ。

スマホのウォレットにチケットをダウンロードすることができます。ウォレットにダウンロードしておけばオフライン状態でも提示できるため便利です。

注意

船内のWi-Fiパスワードはオンラインチケットに書いてあります。エストニアーフィンランド間海上の電波が届かないところまで行ってしまうとパスワードを確認することができません。船内に搭乗したらすぐWi-Fiに接続するようにしましょう。

チェックイン

フェリーのチェックインは「オンライン上」または「フェリーターミナルの窓口・機械」で行えます。

オンラインでチケットを購入した場合は出発の前日にオンラインチェックインのメールが届きます。たった数ステップでチェックインできるためチケットの変更などない限りはオンラインチェックインがおすすめです。

オンラインチェックインは「出発の24時間前〜出発の20分前」まで行えます。
遅くとも出発の30分前までにチェックインを完了する必要がありますが、メールには出発の1時間前にはチェックインを完了することをおすすめします。と記載されています。トラブルを避けるためにもできるだけ早くチェックイン手続きは済ませておきましょう。搭乗は出発の20分前に締め切ります。

オンラインチェックインを済ませている場合はオンラインチケットを準備してそのまま乗り場に向かいましょう。ターミナル内に無人チェックイン機がありますがスルーでオッケーです。道順に進んでいくと自動改札があるためチケットをスキャンしましょう。

僕が利用した際はエスカレーターを上ったところでコロナワクチンパスポートのチェックが有りました。摂取が済んでいる方は準備しましょう。フェリーターミナル内にPCRテストのブースも用意されているため、必要に応じて利用してください。

チェックインが済むと待機場所コンビニとカフェがあります。エストニアに比べてフィンランドは物価が高いため水や軽食などこちらで済ませておくことがおすすめです。

搭乗時間になるとアナウンスとボードに表示されるためあなたのチケット通りに進みましょう。タリン港は小さな港のためタリンクとバイキングどちらかの道に進めば大丈夫です。

タリン港Dターミナルまでの行き方

ターミナルDの前にはバス停「Reisisadam D-terminal」があります。エストニアの交通系カードを持っている方はバスで向かうのが便利。

Boltというエストニア版Uberのタクシー配車アプリがあり2〜3ユーロほどと格安で移動できるため荷物が多い方や楽に移動したいという方はこちらがおすすめ。アプリをダウンロードして決済情報など必要事項を記入すれば5分もかからずBoltを利用できるようになります。

またフェリーターミナルはから旧市街約1.5キロ、徒歩20分程度とそこまで離れていないため徒歩でもアクセス可能です。

タクシーを希望の方はタリン旧市街地の入り口BIRU門の手前で常にタクシーが待機しています。エストニアのタクシーは基本英語が通じるので安心です。英語に不安な方は
「Can you take me to Ferry Terminal please?」フェリーターミナルまでお願いします。
これで問題なく通じると思います。ただし料金はBoltに比べて割高になるため事前にドライバーに確認してください。

船内の様子

免税店や到着までリラックスできるスペースがあります。軽食レストランやバーガーキングもあるため軽く食事を摂ることもできます。僕が利用したのは早朝出発の便でしたが、船内で朝食をとっている人も多くいました。

船内には予約した方用の個室キャビンがあります。個室でゆったりしたいという方はこちらを使用するのもおすすめ。筆者は乗船時間が2時間半だったため船後方の船外テラスでのんびりエストニアの街並みや海をぼんやり眺めながら過ごしていました。

船後方はテラスになっていて海風を浴びながら時間を過ごすことができます。天気の良い日は海からのエストニアの景色やヘルシンキの島を見渡すことができます。喫煙所も後方テラスにあるのでこちらで一服できます。

ちょっとしたスロットマシーンもあります。

ヘルシンキについたら

2時間半の船旅を終えたらヘルシンキに到着です。船内アナウンスがあるためキャビンやレストランにいても安心。

フェリーを降りるとコロナ以降はワクチン摂取証明のチェックがあります。すぐ見せれるよう手元に準備しておきましょう。

フェリー乗り場から中心地まで

中心地までの交通機関はトラム、タクシー、バスが利用できます。トラムが駅の目の前にあるため一番便利!

フェリーターミナルを降りた目の前にトラム乗り場があります。

券売機があるのでチャージ用のカードを購入するか1日券を購入することで24時間ヘルシンキ内の公共交通機関に乗り放題になります。3回利用すれば元を取ることができるので到着その日から観光する予定の方は1日券を入手することをお勧めします。

バスが走っているのですがフェリー乗り場から少し離れています。行き先が中心地でないなどよほどの理由がない場合は上記のトラムを利用することをお勧めです。

フェリー乗り場到着口にはタクシーが待機しています。荷物が多い肩や楽に移動したい方はタクシーを利用するのも選択肢の一つです。

タリンク シリヤ ライン(Tallink Silja Line)のフェリー乗り場はJätkäsaari(ヤッカサーリ)。

Jätkäsaariはヘルシンキ中心部から南西に3km離れた場所にあります。
Jätkäsaariのフェリーターミナルは「West Terminal1(北側)」「West Terminal2(南側)」に分かれています。予約チケットのバウチャーでフェリー乗り場を確認してください。

Jätkäsaariのフェリーターミナル前にはトラム「7番」の停留所があります。

ヘルシンキ大聖堂・元老院広場近くの路面電車乗り場「Senaatintori」から「West Terminal2」まで15分。

ヘルシンキ中央駅近くの路面電車乗り場「Rautatieasema」から「West Terminal2」まで11分です。

ヘルシンキ中心地の様子

ヘルシンキの中心となるのはヘルシンキ鉄道駅です。

観光地へのアクセスも良く、トラムやバスなどはこの鉄道駅を中心に停車します。大聖堂や通りなど観光の拠点となるため押さえておきましょう。

またヘルシンキから他の都市を結ぶ路線やヘルシンキ空港までの鉄道もここから発着となります。フェリーでヘルシンキに到着し他の国内線や国際線を利用するときにはこちらの鉄道駅を利用することになります。

まとめ

タリンからヘルシンキまでのフェリーでの移動方法についてご紹介しました。

船で国境を越えるという経験ができるのも大きな魅力!

両国ともフェリー乗り場から観光の中心地までアクセスも良く、飛行機と比べて格安で移動できるという嬉しいのもポイント!

優雅な船旅を楽しめることを願っています!

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